「第1回 組立製造業界 ラウンドテーブル」レポート

「第1回 組立製造業界 ラウンドテーブル」レポート

Anaplan ジャパンは、「第1回 組立製造業界 ラウンドテーブル-FP&A(経営・事業の企画管理業務)編」を202012月にオンラインで開催し、参加者への事前アンケートと2社の成功事例を中心に、組立製造業における計画業務の現状と課題、Anaplanの選定理由や導入効果のポイント等をご紹介しました。会では、多くの子会社を有する大手企業ならではの課題が見えてくる内容や活発なQ&Aのあと、Anaplanの業界向けカスタム デモンストレーションの最新版をご紹介するなど、充実した内容となりました。

事前アンケートによる計画業務の現状と課題

組立製造業における計画業務は、会社の目指すべき方向を示す経営管理や事業運営にとって極めて重要な役割を担っています。参加者に事前アンケートを実施したところ、「全体の業務の中で計画業務が占める割合」としては、30%が最も多く、中には「90%以上を占めている」との回答もありました。

その一方で、参加者全員が、「日々の計画業務の中で課題を感じている」と回答しました。特に、「改革を実現したい領域」として一番回答が多かったのが「年次予算計画」で、2番目が「経費最適化」、3番目が「中長期計画」でした。「具体的にどのように改善したいか」という質問に対しては、「工数の削減・効率化」が圧倒的に多く、2番目が精度の向上」、3番目が「多拠点との連携強化」という結果でした。

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*図版:組立製造業における計画業務の課題

多くの子会社を有するグローバル企業の課題

今回の参加社のうち、A社では従前、子会社の管理会計データをMicrosoft Excel(以下Excel)で収集していたため、集計業務に多くの時間を費やしていました。手作業による集計ミスなどのリスクもあり、そのうえ、Excelによるデータ集計の”バケツリレー”で情報の希釈化が起こり、全社連結した際に詳細な分析ができないといった課題に直面していました。

また、参加したB社でも同様に、子会社の連結集計とチェックに膨大な時間と労力を費やしていました。集計したデータを社内システムの夜間バッチ処理していたため非効率なうえ、扱う商品点数や社内での組織変更が多いため、組織コードや製品コードの頻繁な変更に対して計画業務が迅速に対応できていませんでした。さらに、事業をグローバル展開する中で、各国のデータ収集状況のモニタリングなどが円滑に行えないといった課題を抱えていました。

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*図版:A社のAnaplan導入前の課題(A社資料参照)

具体的な解決策としてAnaplanが選ばれる理由

A社とB社は、先述のような計画業務の課題を解消するために、Anaplanをいち早く導入しました。A社の選定理由は、クラウドベースの計画立案ツールであるAnaplanを導入することによって、高度で効率的な計画立案を実現することでした。特に、複数ユーザーによる同時入力やリアルタイム集計が可能になることや、容易なバージョン管理が行えること、さらに、事業の要素データの積み上げをもとにした計画策定が行えることが決め手となりました。

一方、B社は、日本CFO協会主催のセミナーへの参加を機にAnaplanに着目。広範囲かつミクロレベルの計画業務が同時に実現できることに加え、Anaplan側のサポート体制が充実していることが選定の決め手となりました。特に顧客目線での柔軟な対応を評価しています。

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*図版:A社のAnaplan導入前の課題(A社資料参照)

利用者が実感しているAnaplanの顕著な導入効果

A社は、Anaplanの導入効果として4つ挙げています。第1は、販社との情報共有プラットフォームが確立され、意思入れやデータ分析が容易に行えること。第2は、データ収集やレポート作成の工数が軽減され、社内のExcelファイルが約80%削減されたこと。第3は、データ精度が向上したこと。第4は、従来の属人的な業務が、自動化/効率化されたことです。

一方、B社では、①事業計画作成期間の短縮(40日→30日)、②月度実績値提出期間が短縮(13日→9日)、③SAPデータの自動取り込みによるデータ品質の向上、④業務の可視化によるワークフローの見直し、⑤業務の標準化によるガバナンス強化、の5つの変化を実感されています。

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*図版:B社のAnaplan導入後の変化(B社資料参照)

新たにコメント機能も追加。計画業務のデジタル化を支援

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*図版:Anaplanのデモ画面(事業計画など)

今回のラウンドテーブルでは、A社とB社による導入/活用事例の紹介、質疑応答によるディスカッションの後、Anaplanの業界向け最新カスタム デモンストレーションをご紹介しました。グローバルで事業展開している組立製造業を想定した、総合予算編成の作成手順をわかりやすく解説し、最近実装されたコメント機能も紹介しました。具体的には、Anaplanの画面上で事業計画に関するコメントを直接入力/共有し、ほかの人がリアルタイムで即座に確認/返信できる仕組みにより、共同作業がさらに進めやすくなりました。

このようにAnaplanも日々アップデートを重ね、今後も日本市場における、お客様の計画業務のDXを全面的にサポートしてまいります。